コロナ禍に見舞われた2020年。

早いものでついにあと一ヶ月を切りました。七丈小屋では3月頃から自主的な対策を取り始め、4月3日から北杜市の要請により休業となりました。6月19日の営業再開後は多くの皆様に来ていただきました。毎回のようにお差し入れやカンパ、励ましのお言葉や感謝のお言葉をいただき、そのたびに勇気をいただきました。小屋での宿泊定員を大幅に減らしましたが、テント泊のお客様、日帰りのお客様を合わせると、黒戸尾根の登山者はほぼ例年通りであったと思われます。
またYAMAP様や山と渓谷社様のクラウドファンディング、多くの方々からのご支援にも感謝申し上げます。おかげでなんとかここまでやってこれました！
そんな中、実は水面下であるプロジェクトが進んでいました。
それがこの・・「甲斐駒ヶ岳ロックグラス」です！！

本日発売開始です！！
「山小屋のグッズは山小屋でお買い求めいただくもの」というこだわりがありました。
特に七丈小屋は、あの黒戸尾根を登ってこなければなりません。イベントなどでも出品の打診をいただいたことがありますが、これだけは絶対に譲りませんでした。
これをあっさりと覆したのは、やはりコロナの影響です。コロナを機に、七丈小屋グッズの販売はオンラインショップに移行しました。現在も一部のグッズは小屋で販売していますが、主力商品はすべてオンラインショップに集約されています。「山小屋の存続のために、なんとか売り上げを作りたい！」「売店を閉じるだけで、小屋のスタッフが不特定多数の人との接触機会が減る！」「小屋の掃除にも専念できて、コロナ対策も十分にできる！」とにかく必死でした。
七丈小屋では、これまでも親しい作家さんにお願いして、どこにも負けない魅力的な山小屋グッズを提案してきました。
一方で、販売チャンネルが増えたことで、新しいことを考えるようになりました。それは、いわゆる山小屋グッズの枠には収まらない何かを作成したい！ということでした。そして行き着いたのがロックグラスの作成でした。日本を代表する名山を表現し、登山の愛好家、甲斐駒ヶ岳を愛する方だけでなく、ウイスキーの愛好家にも愛される「大人の一品」にしたかったのです。

友人にも協力してもらい、ロックグラスプロジェクトは、夏頃から始まりました。甲斐駒ヶ岳をグラスで表現するためには、まず金型を作成しなければなりません。友人のツテを頼りに作成を始めました。
しかし金型作成は順調ではありませんでした。実は一度は作成不可の連絡を受け、企画そのものが幻で終わるところでしたが。。。友人のおかげで問題が解決し、ついに金型完成の連絡がありました！
その金型がこちらです。

完成したこの金型で、早速サンプルを作成したのですが、、、
ここで欲が出てしまいました（汗）もっと忠実に甲斐駒ヶ岳を再現できないか。。。普段から甲斐駒ヶ岳ばかりを見ているので、どうしても細かな部分が気になるのです。
そして実はこのグラスを北杜市のふるさと納税にも間に合わせたかったので、商品の納期は11月末に間に合わせなければなりません。ここでの修正はタイミング的にギリギリだったのですが、無理を承知で修正をお願いして、サンプルを再作成することにしました。
そして届いたサンプルに、大変満足しました！
超特急で修正をしていただいたおかげで何とか納品が間に合い、まずはふるさと納税サイトに掲載後、本日オンラインショップでもリリースとなりました。
甲斐駒ヶ岳の麓では上質なウイスキーの蒸留所があります。皆様もご存知の「白州」です。甲斐駒ヶ岳の麓で蒸留された「白州」を、この甲斐駒ヶ岳ロックグラスで楽しんでいただけたら幸いです。
これは七丈小屋グッズというよりも、日本の名山を表現した特別な一品です。一度の生産数に限りがあるため、お値段は少々お高めとなっております。しかし必ずご満足いただける一品です。
なお、こちらの商品は北杜市のふるさと納税の返礼品にもなっております。ふるなびふるぽ楽天ふるさと納税

どうぞよろしくお願いいたします。